経済、市場、金融、政治、芸能、旅行、外食、映画、商品に至るまで、言いたいことを書きまくる。連日更新。古いのも時おり更新、チェックら!but 激しさを増す演劇活動はリンクから「経済とH」へGO。

カラヤンとフルトヴェングラー

10/22
 気持ちのいい秋の一日である。
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 ラジオをやって、原稿をやって、次の単行本の資料を読んで、いろいろとやることはある。
そんな毎日の中での楽しみのひとつが読書。
 一昨年だったと思うのだけれど、旅先に持って行った「カラヤンとフルトヴェングラー」という本を一気に読んだ。クラシック音楽を愛するものにとって20世紀の楽壇を席巻した巨匠の中でもトップクラスの二人の確執を書いたものだ。それが日本人のライターによって書かれたことに驚いた。この手の本は大抵おもしろくないのだ。読者の興味は巨匠自体にあるのに、ライターが私見をどんどん入れてしまう。あんたの意見はどうでもいいよ、もっと事実が知りたいのだ。欧米人の書いた本を何冊もため息をつきながら読んだ自分として、新書とタイトルの直球の面白さから読んだ中川さんという全く知らない人の著作だが、これが面白かった。
 淡々と綴る事実に基づいた物語。二人の確執。そこに司馬遼太郎がその著作でやったように、事実を積み重ねた上で、おそらくこうだったのではないか?という事実から導かれる推論の出来事がちょこっと付け足される。
 事実が全てを語って行く手法なのだ。その続編があることを知って読んでみたらこれも面白かった。カラヤンという芸術家の姿を淡々と描いて行くのだ。
 そして、芸術と言う一見すると経済や政治と別次元のものであると思っていたものが、実は経済や政治、人間関係のドロドロとしたものと深く結びついたものであるということを思い知らされる。
 演劇をやる自分に突き刺さる矢である。もちろん生み出すもの自体も大切なのだが、それだけでは何も進んで行かないということを嫌と言うほどこの本は教えてくれる。どーーーーんと僕の人生に役に立った本であります。
 今夜はいま楽壇を席巻しているティーレマンとドレスデンシュターツカペレで、ブラームスの交響曲を聴く。
 読書は人が生きて行く時に必要な肥やしだね。
 
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佐藤治彦 Haruhiko SATO

Author:佐藤治彦 Haruhiko SATO

さとうはるひこ Haruhiko SATO
経済評論家+α
詳しいプロフィールはこのブログのカテゴリーからプロフィールを選んでごらん下さい。経済や金融を中心に90年代初頭から活動してきました。40代初めにセミリタイアし今は本当にやりたい仕事だけを選んでやっています。また、演劇活動にも力を入れました。台本書きや俳優としての仕事などもお待ちしています。
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 また、マネージャーなどが入った方がいい場合やなかなか連絡が取れない時などは、CAST+ キャスト+ 東京都港区赤坂 6-4-19-5F 電話03-3589-8011(担当田嶋)までご連絡いただいても構いません。ただし、予算が限られている時には直接僕に連絡下さった方がいいと思います。



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