経済、市場、金融、政治、芸能、旅行、外食、映画、商品に至るまで、言いたいことを書きまくる。連日更新。古いのも時おり更新、チェックら!but 激しさを増す演劇活動はリンクから「経済とH」へGO。

ロンググッバイ

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 銀行員をやめて、短い間に、記者や国連ボランティアとプラプらとしていた。さらに、半年間プー太郎をやっていた。いろいろとあったんだ、あの頃。
 そんなとき、雑誌「ブルータス」でやってた新宿ゴールデン街特集に出会った。当時、仲の良かった奴も言ってた面白本オススメ屋としての内藤陳と深夜プラスワン。迷っていた20代の終わりに扉を叩く。子供の頃テレビで見ていた内藤陳さんがいた。20120205125935a2d.jpg
  小説を読まないわけじゃないがそれほど読まない冒険小説。でもちょうど読んでいた「初秋」の話で盛り上がった。面白くなって週に3回通った時期もあった。映画の話は得意。特に80年代前半までは山ほど見てるから。そして、この店、終電が終わる頃から面白くなる。練馬の家からおばチャリで通った。元気だったなあの頃。いろんなことを教わった。浮かない気持ちで酒でも呑もうとしても、店に入ったら自分の空気で客に迷惑をかけない。調和する大切さとか。もう30代だったが知っていなくちゃいけないことが山ほどあった。それを、いろいろと教えてもらった。しばらくしてテレビに出るようになると応援してもらった。「とにかく出ちゃえ」。忙しくて辛い時に、時おりこの店に来た。ふわっと気持ちが緩む。そして、引き締まった。
 ラサール石井さんや、松尾貴史さん、某女優さんなんかとも来た。どんどん大切な場所に成っていった。
 一緒にシンガポールに行った。あん時、自分はホストとして、もっと楽しめるように頑張れば良かった。だから、もう一度、どこかに一緒に行きたいなあと。何回かごちそうににもなった。一緒に来日ミュージカルを観に行った。立川談志さんが良く行く、数寄屋橋のタイメイ小学校そばの美弥にも連れて行ってもらった。きっと10年以上ぶり?に行ったはずで、それが陳さんが美弥にいった最後のはずだ。好きに俺のボトル呑んでいいよって。そのおかげで、立川談志さんが元気なときに何回か高座を見る事もできた。ついでにいうと、深夜プラスワンで知り合った知人にしつこく薦められて、志ん朝が亡くなる前、最後に出た池袋演芸場の高座も見てる。
 少し金があるときに。新宿5丁目の朝までやってる寿司屋に行ったな。2回くらい。大して旨い店じゃないのに、喜んでくれた。
 そして亡くなる3年前に僕の芝居に出てくれた。もう病魔との戦いを始めた頃だった。陳さん最後の演劇出演が自分の作品になるとは。書いた台本の中で陳さんがいいと思うところを褒めてくれたなあ。亡くなる1年半くらい前には大島にも行った。呑みにいったら、行かないか?と誘ってくれた。調布空港からセスナに乗って大島へ。ちょうど都議会議員選挙の頃で、大島から電話でラジオ出演したっけ?僕がメディアに出る事を喜んでくれた。
 いろんな思い出がある。そりゃそうだ。行かない時期もあったが、なんだかんだで20年以上通ったのだ。その内藤陳さんが亡くなった。去年の秋、日本冒険小説協会の30周年の会。陳さんが来てるからと、相当遅れてるのは知ってたが行った。でも、もうあと10分で終わるときいて二次会からでいいやと一次会は行かなかった。二次会には陳さんは来なかった。もう相当悪かったのだ。二次会に来なかった時、もう会えないかも…と思った。
 2月4日、椿山荘で開かれたお別れの会。実はその前の日、深夜プラスワンに行ってみた。お別れする前に通ってた飲み屋に行ってからと思ったのだ。閉まってた。「明日の準備があるので今日は休みにします」。
 そりゃそうだ。
 いつもタイミングが悪い俺。思い立ったら迷わずやろう。人生は有限なんだから。上の写真は陳さんのマンションにあった書籍をそのまま持ち込んで祭壇にしたもの。前には献杯する場所があった。そして、帰り際、出席者に配られた写真。オリジナルには陳さんの直筆のサインがしてある。
 もうちょっと付き合っていたかったけど それでは…ロンググッドバイ。
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佐藤治彦 Haruhiko SATO

Author:佐藤治彦 Haruhiko SATO

さとうはるひこ Haruhiko SATO
経済評論家+α
詳しいプロフィールはこのブログのカテゴリーからプロフィールを選んでごらん下さい。経済や金融を中心に90年代初頭から活動してきました。40代初めにセミリタイアし今は本当にやりたい仕事だけを選んでやっています。また、演劇活動にも力を入れました。台本書きや俳優としての仕事などもお待ちしています。
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 佐藤治彦に対する仕事の依頼は、佐藤治彦まで直接ご連絡頂ければ対応いたします。連絡方法は、Facebookの佐藤治彦個人のページからメールで送って頂くのが一番だと思います。もしくは、Twitterを通して連絡を頂ければこちらから連絡します。
 また、マネージャーなどが入った方がいい場合やなかなか連絡が取れない時などは、CAST+ キャスト+ 東京都港区赤坂 6-4-19-5F 電話03-3589-8011(担当田嶋)までご連絡いただいても構いません。ただし、予算が限られている時には直接僕に連絡下さった方がいいと思います。



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