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もう10日ほど前のことなんだけど、11月15日に旧来の編集者に誘ってもらって六本木のトラッタリア・インフィルド・インゴルドに行きました。六本木6丁目の交差点から少し入ったところにあるお店で。トラッタリアだけれど、それは最高級のトラッタリアで、気軽に料理やサービスをやってる雰囲気が一切無い気持ちのいいお店でした。ちなみに気持ちのいい価格であるかどうかは、旧来の編集者が払ってくれたので分かりません。

僕のダメなところは食べたもののメニューをきちんと覚えないことで、何かね。食に対する深みが出て参りません。ワインもきりっとしてて美味しかったなあ。旧来の編集者はマガジンハウスのT氏。同じ歳で今は編集にはいません。そして、Tさん担当のときにいつも来てくれる不思議な女性ライターKちゃん。ライターだけでなく大学講師やNPO活動もしている多彩な人。NPOというと聞こえがいいが、僕の廻りのその手の人はNPOを使って稼ごうという強欲な人ばかりで、俺は苦手なタイプが多い。強欲さを隠そうとする魂胆が嫌いだ。開けっぴろげも嫌いだが。が、このKちゃんは違う。ちゃんというほどには若くないが。
この3人が揃うのは5年とか6年ぶりくらいなので、急にメールが誘いが来てびっくりした。僕は母が亡くなってから年賀状もやめちゃったので、あれなんだが、この数年T氏からは年賀状も来なくなってしたから。もうぷっつり切れちゃったな縁がと思っていたのだ。Kちゃんとも。
本当に久しぶりに合うのに、このインフィルドインゴルドの魔法のような料理と酒で、一気に笑いの絶えない夕食になりました。
Tさんは才能もセンスも知性もある二枚目で、裏方をさせておくのは勿体ない。表に出れば金になるのになあと強欲な自分はいつも思っている。そのTさん、この3年余り大変な人生の転機を迎えたという。妻と別れ、それにともなう離婚訴訟で大変だったのだという。カワイイ娘さんは、いつも一緒にいる妻側に心を持って行かれているのだろうか、、、次にいつ会えるのかなと語りだした。僕は、向こうから必ずTさんに会いにくるよと断言した。それは、Tさんに会ってもらえば一瞬で分かる。そういう男が憧れる男だ、Tさんは。
淡々と自分のことを語るTさん。決して湿っぽくは語らないが、Tさんの思いが途中から噴出して来るのが分かって、俺の心はグラグラ揺らいだ。大きな心の傷をおったんだなと思った。
大変だったんだ。そして、一区切りついたから、俺(佐藤)と会ってみようかと誘ってくれたんだ。
こういうの、とても嬉しい。ホントに嬉しい。人生の財産だ。
それからもうひとつ。この歳になると僕の廻りにも離婚をする人が相当増えているが、案外からっとしている人が多い。さっぱりした!みたいな。でもTさんのことをみて、Tさん、いろいろとあったんだろうけど、家族を心から愛していたんだなと思う。大切で、幸せな時期もあったからこそ傷ついているんだなと。そこいらの離婚とはわけが違うと思った。幸せは無くした時、大変だ。でも、離婚してせいせいした!というような結婚ならしないくていいな、俺は。そんなのバカバカしい。子供がいるおかげで一緒にいる、離婚しないですむような妻ならいらないや。傷ついているのは、それだけ大切なものだったからだ。良かったね、少しでもホントに幸せな時間があって。
僕はきいたんですよ、何しろTさん2枚目だから、遊んじゃってばれた?みたいに。そん時はきっと睨まれた。
性格の不一致だって。Tさん、大学を出て就職した後、アジアを放浪し、そしてマガジンハウスに就職。ホントに面白い奴なので、そのうち一緒に何かできればいいなあ。Kちゃんと3人で何かできればいいな。
会計になって金をだしたら、俺が出すとTさん。
うん、分かるその気持ち。じゃあ、返杯だ!
恵比寿の「まはから」に久々行って3人でワインを3本空けた。2本目は気張って良いものを空けた。
Tさんは酔っぱらってるから勿体ないと言ったが、そんなのは関係ない。こういう晩は金を使いたかった。
こういう素敵な2人と久しぶりに会うのだ。旨いものもごちそうになった。だから、いいもので返すのが俺のやり方。こうしてその夜は終わった。
Tさん、Kちゃん。誘ってくれてありがとう。今度は困っているときにも連絡して来てな。何ができるか分からないけど、俺は味方だから。ホントにそのうち3人で何か形に残ることができればいいなあ。そのためにももう一度世の中の真ん中に出て行こうかな。
とにかく幸せな一晩でした。Tさんもそう思ってくれてると嬉しいなと思ったら、
2日後に丁寧な礼状が届いた。ほら、素敵な人でしょう。私信をブログに載せるのは如何なものかと思ったけれど、若者よ、こう有りたまえ。料理も酒も会話も気持ちも楽しかったし幸せにしてくれた。
それがこうして後日も嬉しく思い出し、最後にこのはがきで、この日のことは僕の人生の記憶に残ることになったわけだ。僕もこうありたい。はがきを書くのは面倒だ?馬鹿者。メールやツイッターじゃダメなんだよ。
もう10日ほど前のことなんだけど、11月15日に旧来の編集者に誘ってもらって六本木のトラッタリア・インフィルド・インゴルドに行きました。六本木6丁目の交差点から少し入ったところにあるお店で。トラッタリアだけれど、それは最高級のトラッタリアで、気軽に料理やサービスをやってる雰囲気が一切無い気持ちのいいお店でした。ちなみに気持ちのいい価格であるかどうかは、旧来の編集者が払ってくれたので分かりません。


僕のダメなところは食べたもののメニューをきちんと覚えないことで、何かね。食に対する深みが出て参りません。ワインもきりっとしてて美味しかったなあ。旧来の編集者はマガジンハウスのT氏。同じ歳で今は編集にはいません。そして、Tさん担当のときにいつも来てくれる不思議な女性ライターKちゃん。ライターだけでなく大学講師やNPO活動もしている多彩な人。NPOというと聞こえがいいが、僕の廻りのその手の人はNPOを使って稼ごうという強欲な人ばかりで、俺は苦手なタイプが多い。強欲さを隠そうとする魂胆が嫌いだ。開けっぴろげも嫌いだが。が、このKちゃんは違う。ちゃんというほどには若くないが。

この3人が揃うのは5年とか6年ぶりくらいなので、急にメールが誘いが来てびっくりした。僕は母が亡くなってから年賀状もやめちゃったので、あれなんだが、この数年T氏からは年賀状も来なくなってしたから。もうぷっつり切れちゃったな縁がと思っていたのだ。Kちゃんとも。
本当に久しぶりに合うのに、このインフィルドインゴルドの魔法のような料理と酒で、一気に笑いの絶えない夕食になりました。
Tさんは才能もセンスも知性もある二枚目で、裏方をさせておくのは勿体ない。表に出れば金になるのになあと強欲な自分はいつも思っている。そのTさん、この3年余り大変な人生の転機を迎えたという。妻と別れ、それにともなう離婚訴訟で大変だったのだという。カワイイ娘さんは、いつも一緒にいる妻側に心を持って行かれているのだろうか、、、次にいつ会えるのかなと語りだした。僕は、向こうから必ずTさんに会いにくるよと断言した。それは、Tさんに会ってもらえば一瞬で分かる。そういう男が憧れる男だ、Tさんは。
淡々と自分のことを語るTさん。決して湿っぽくは語らないが、Tさんの思いが途中から噴出して来るのが分かって、俺の心はグラグラ揺らいだ。大きな心の傷をおったんだなと思った。
大変だったんだ。そして、一区切りついたから、俺(佐藤)と会ってみようかと誘ってくれたんだ。
こういうの、とても嬉しい。ホントに嬉しい。人生の財産だ。
それからもうひとつ。この歳になると僕の廻りにも離婚をする人が相当増えているが、案外からっとしている人が多い。さっぱりした!みたいな。でもTさんのことをみて、Tさん、いろいろとあったんだろうけど、家族を心から愛していたんだなと思う。大切で、幸せな時期もあったからこそ傷ついているんだなと。そこいらの離婚とはわけが違うと思った。幸せは無くした時、大変だ。でも、離婚してせいせいした!というような結婚ならしないくていいな、俺は。そんなのバカバカしい。子供がいるおかげで一緒にいる、離婚しないですむような妻ならいらないや。傷ついているのは、それだけ大切なものだったからだ。良かったね、少しでもホントに幸せな時間があって。
僕はきいたんですよ、何しろTさん2枚目だから、遊んじゃってばれた?みたいに。そん時はきっと睨まれた。
性格の不一致だって。Tさん、大学を出て就職した後、アジアを放浪し、そしてマガジンハウスに就職。ホントに面白い奴なので、そのうち一緒に何かできればいいなあ。Kちゃんと3人で何かできればいいな。
会計になって金をだしたら、俺が出すとTさん。
うん、分かるその気持ち。じゃあ、返杯だ!
恵比寿の「まはから」に久々行って3人でワインを3本空けた。2本目は気張って良いものを空けた。
Tさんは酔っぱらってるから勿体ないと言ったが、そんなのは関係ない。こういう晩は金を使いたかった。
こういう素敵な2人と久しぶりに会うのだ。旨いものもごちそうになった。だから、いいもので返すのが俺のやり方。こうしてその夜は終わった。
Tさん、Kちゃん。誘ってくれてありがとう。今度は困っているときにも連絡して来てな。何ができるか分からないけど、俺は味方だから。ホントにそのうち3人で何か形に残ることができればいいなあ。そのためにももう一度世の中の真ん中に出て行こうかな。
とにかく幸せな一晩でした。Tさんもそう思ってくれてると嬉しいなと思ったら、

2日後に丁寧な礼状が届いた。ほら、素敵な人でしょう。私信をブログに載せるのは如何なものかと思ったけれど、若者よ、こう有りたまえ。料理も酒も会話も気持ちも楽しかったし幸せにしてくれた。

それがこうして後日も嬉しく思い出し、最後にこのはがきで、この日のことは僕の人生の記憶に残ることになったわけだ。僕もこうありたい。はがきを書くのは面倒だ?馬鹿者。メールやツイッターじゃダメなんだよ。
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