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プチ知識 シーア派とスンニ派

2/12
 起きたあと、泳いで勉強会。毎日勉強会の話もなんだから、今日は本日のNHKスペシャルから。
 我々はイスラム教のことを何も知らない。しかし、イスラムのことをしらないで今の世界情勢を読むことはできない。イスラム教になると、良く出てくる。スンニ派とシーア派。シーア派は、7世紀後半イスラム教の予言者ムハンマドの後継者とされその理念を積極的に伝えたアリ(ムハンマドの娘と結婚)を起源とする。それを認めずムハンマドの血縁者を新たな指導者として打ち立てたのがスンニ派である。世界のイスラム教の中ではシーア派は2割に満たない少数派であるが、ホメイニ革命以降のイランはシーア派の大国。そして、スンニ派のフセインが政権を握っていたイラクもシーア派が多数派。フセイン政権時代にはシーア派は徹底的に弾圧され、スンニ派が富を独占していた。それが昨年末のイラクの国政選挙でシーア派が多数派となって政権を握った。シーア派の聖地ともいえるイラクのナジャフ。なぜなら、ここにシーア派初代指導者アリの遺体が葬られているイマームアリモスクがあるからだ。そして、かつて同じシーア派としてホメイニ氏と朋友でもあったシーア派の指導者ともいえる宗教家シスターニ氏もこのナジャフに在住する。
 イラクでシーア派が多数派となったことによってシーア派でイスラム原理主義に基づくイランとイラクは急接近。中東の勢力地図を塗り替える事態となっている。この動きは、シーア派を経済的、もしくは、政治的に弾圧してきたり、冷遇してきた各国でも動きが出てきている。人口の3分の1がシーア派のレバノンでは、シーア派原理主義組織ヒズボラが初めて閣僚ポストを得て影響力を拡大。サウジアラビアでも地方議会でシーア派が議席を獲得し、その主張をし始めた。また、シーア派が人口の7割の多数派をしめながら親米的な少数派のスンニ派(人口の3割弱)で王室が実験を握るバーレーンなどがあげられるという。
 同じ宗教で何で戦うのかとか言われても、キリスト教も仏教も宗派で血と血で洗う戦いをし続けている。冷戦構造下では米ソの対立のもと、世界は大きな矛盾を抱えながらも何らかの巨大な権力を必要悪と認め利用してきた。各国では民主主義的観点から言えば許されないことがらをも行って安定と発展を遂げてきた。いま、その大きな矛盾が表面に吹き出している。イラクはシーア派、スン二派、クルド人の3大勢力に分けられる。それでは、それぞれに独立させればいいということになったとしても、今度は、各宗派内部対立を生むだけかもしれない。どうすればいいのかなんて、簡単には言えない。
 いま、イラク国内のテロはシーア派とスンニ派間、つまり同じ国民同士を殺し合うものが、対米軍のものよりも多くなってきている。在イラクの外国軍が撤退したあとは、内戦という事態だって考えられるとも言われる。やっぱり、アメリカのしたことは…と言うのは簡単だが、それじゃあフセイン政権がやってきた人権無視の弾圧恐怖政治が良かったのかと言えば、それも否定する人が多数だろう。うーん、難しい。
 前に買っておいたイスラムや中東を理解するための本をまた読みたくなったオイラでした。

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佐藤治彦 Haruhiko SATO

Author:佐藤治彦 Haruhiko SATO

さとうはるひこ Haruhiko SATO
経済評論家+α
詳しいプロフィールはこのブログのカテゴリーからプロフィールを選んでごらん下さい。経済や金融を中心に90年代初頭から活動してきました。40代初めにセミリタイアし今は本当にやりたい仕事だけを選んでやっています。また、演劇活動にも力を入れました。台本書きや俳優としての仕事などもお待ちしています。
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