約束の地 樋口明雄
日本冒険小説協会の大賞を受賞したときいていたので読んでみた。二段組みで600余ページ。長いけれど面白ければ長さを感じさせないものだから。評判がいいし、小説を読むのは久々なんできっと自分が問題なのだろうけど、長かった。
話の設定は面白くストーリーも登場人物も謎解きも完璧であります。それなのに何で面白いと思えないのだろう。ひとつは、詳細な人物描写にあります。どんな服をきて、どんな靴をはいて、、、、詳細な場面描写にあります。どんな日でどんな色でどんな…、、、。
登場人物がどんな服をきたり、どんな飲み物を好むとかは登場人物の人間性を表現するのにとても重要なアイコンだとは思うのですが、何かおきて、それが変化するのならともかく、また、それに深みをまして説明を加えていくのならともかく、何回もやられると飽きてきます。それに、長いと小説をよむ流れをせき止めてしまいます。時にはさらっと表現して話を前のめりで進めて行くことも必要だと思うのですけれど如何なものでしょう?
それから、人物の描き方にもちょっと、、、とか思いました。メディアの人はみんな扇情的に事件を煽り、煽るだけ。ボランティアNPO団体も問題ありで、、、という割とステレオタイプな人物に切り取りすぎてしまっていると思うのです。アメリカ人はこんな感じ。狩猟をする人はこんな感じ。先に書いた人物描写が詳細なのに対し、こちらは単純すぎる。やはり、いい人にも何か暗い部分があり、時には自分のルールややり方が守れなくなったり。ダメなメディアにもその言い分があって、それは分かったりとか。
何かね、100%いい人とか、ダメな人とかいないと思うのですよね。600ページ2段組みのボリューム感があるのだから、ぜひそういう部分に踏み込んでもらいたかった。
2009年8月17日読了

日本冒険小説協会の大賞を受賞したときいていたので読んでみた。二段組みで600余ページ。長いけれど面白ければ長さを感じさせないものだから。評判がいいし、小説を読むのは久々なんできっと自分が問題なのだろうけど、長かった。
話の設定は面白くストーリーも登場人物も謎解きも完璧であります。それなのに何で面白いと思えないのだろう。ひとつは、詳細な人物描写にあります。どんな服をきて、どんな靴をはいて、、、、詳細な場面描写にあります。どんな日でどんな色でどんな…、、、。
登場人物がどんな服をきたり、どんな飲み物を好むとかは登場人物の人間性を表現するのにとても重要なアイコンだとは思うのですが、何かおきて、それが変化するのならともかく、また、それに深みをまして説明を加えていくのならともかく、何回もやられると飽きてきます。それに、長いと小説をよむ流れをせき止めてしまいます。時にはさらっと表現して話を前のめりで進めて行くことも必要だと思うのですけれど如何なものでしょう?
それから、人物の描き方にもちょっと、、、とか思いました。メディアの人はみんな扇情的に事件を煽り、煽るだけ。ボランティアNPO団体も問題ありで、、、という割とステレオタイプな人物に切り取りすぎてしまっていると思うのです。アメリカ人はこんな感じ。狩猟をする人はこんな感じ。先に書いた人物描写が詳細なのに対し、こちらは単純すぎる。やはり、いい人にも何か暗い部分があり、時には自分のルールややり方が守れなくなったり。ダメなメディアにもその言い分があって、それは分かったりとか。
何かね、100%いい人とか、ダメな人とかいないと思うのですよね。600ページ2段組みのボリューム感があるのだから、ぜひそういう部分に踏み込んでもらいたかった。
2009年8月17日読了

スポンサーサイト
コメント一覧
コメントの投稿
トラックバック
http://fannylife.blog43.fc2.com/tb.php/616-251514fe