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経済、市場、金融、政治、芸能、旅行、外食、映画、商品に至るまで、言いたいことを書きまくる。連日更新。古いのも時おり更新、チェックら!but 激しさを増す演劇活動はリンクから「経済とH」へGO。

チュニジア旅行に行くつもりが…

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 朝NACK5「佐藤治彦のモーニングリポート」の収録。新聞止めなどの手続きをした後に、成田へ。今日からアフリカのチュニジア旅行8日間の旅に出るのだ。初めは自由旅行しようと思ったがフランス語圏、毎日の移動。国内交通不整備などの情報もあり、格安13万円のツアー。税金や他の金いれても20万くらいなのでいいよね。箱崎からバスで。しかし、この旅行2日前に嫌な予感が。というのも、手紙が来て、予定していたアリタリア航空が機体調整のために、ミラノからチュニス行きの飛行機が飛ばず同日チュニジア着が不可能になったのこと(後で聞いた情報だとどうもストライキで飛ばなかったらしい)。ミラノで1泊?さっそく、ネットで調べておきましたよ。新生ミラノスカラ座の予定を。そしたら、チャイコフスキーの「エフゲニーオネーギン」をやってるじゃん。日本に来る時のスカラ座は、ヴェルディやプッチーニなどイタリアものしかやらないから、これは珍しい。是非とも聞きたいなあ。ホテル情報がなかったので、成田で添乗員さんに、どこのホテルになるのか?と聞いても、アリタリア航空が決めるので分からないとか。1幕は無理でも2幕からでもみたいと期待する。出発直前に「FLASH」から取材入り電話で応対。何と37名の大所帯のツアーだったのだ!。今回はツアーで長距離便では久々のエコノミー。添乗員さんから搭乗券をもらったあとは自分で非常口席をもらい環境を整える。ミラノ行きの飛行機は1時間遅れで出発。自分の座ったところの3席は自分だけなので案外快適。機内食はエコノミーにしてはなかなか。ただ、体重増えて帰るのが嫌なのでワインは飲んでも食事は半分残す。ミラノで旨いもの食いたいし。あっ、驚いたのはコーヒーがインスタント。おいおい、今どき!イタリアはコーヒーの国でもなかったっけ?じゃ、お茶は?紅茶は今まで飲んだ中で一番お湯に近いお茶?でした。超不味い。従って水とワインに行き着くのだ。機内映画は11本から選べるが結構見てしまったものが多く「Must love dogs」というダイアンレインとジョンキューザック主演の恋愛もの。共演にクリストファープラマー(サウンドオブミュージックのトラップ大佐)など懐かしい顔も。ただ、くだらない映画の代表みたいな作品でアレレ。12時間のフライトなのでもう1本。日本映画の「電車男」。機内とかじゃなきゃ見ない作品だよなあと思ってみたら案外面白く感心。今までの恋愛映画は恋愛の喜びを中心に描いた作品だけど、こちらは恋愛のリアルな側面。恋愛の苦しさ、哀しさみたいなところから描いた珍しい作品だった。電車男がエルメスといい仲になるという設定はホント導入部分で、割とありえる関係でなく、一般的には自分より一回り以上不釣り合いな?人との恋愛をするときはこうなるな確かに!と思いつつ、その設定になるために電車内で助けるというエピソードが必要だったということなんでした。だから、オタク的なことは最初の10分で終わってしまうもんな。
 そんなことを考え、少し寝て、新聞の切り抜きなどを読みつついたら、社内の運行状況を示すものが到着3時間前くらいに急に到着時間が30分以上長くなり、目的地がローマになっていた。え、これミラノ行きじゃ?何かの間違えと思っていたら、ホントにローマに着いた。ここでスカラ座はなし。ちぇ!どうもミラノの大雪のために空港閉鎖になったのこと。添乗員さんも大慌てというか、ローマの空港に到着してからアリタリア航空といろいろと折衝して空港で2時間くらい待った。
 今回の旅行はシニアも大勢参加しており、1ユーロ払わなきゃいけないカート(成田は、無料だが他の先進国は金を取るんだよね!)を必死に取ろうとしているおばあさんがいたので、これ1ユーロ払わないと使えませんよと言ったら、ありがとうでも、そうなんですかでもなく、「あらあら、どこかで見た顔が、ドひょひょ」と返される。何だ、この婆さん!と思いよく見ると、顔は老齢だが、頭だけどう見てもヅラ。ま、いいけどヘンテコな人だよなあと思った。この人、これから数日のこのツアーの問題児になるのである。一人参加のこの婆さんの名前をウッシーということにしておきますから覚えて解いて。
 それから何か4人組の一家がいて、そこの40代の奥さんが「年金とかやってる人ですよね?年金どうすればいいですか?」と急に振る。おいおい、先ずは自己紹介ちゃうの?最初の言葉が「年金カヨ。長距離便で疲れプラス、予定外のローマの空港で…」と心に思っていましたよ。先ほどのウッシーに続いてこれだったので驚いたが、この人はいい人だった。話し方が気風が良く肝っ玉母さんみたいなので、肝っ玉一家ということで、よろしく。また、出てきます。それ以外にも2人の方から声をかけてもらった。一人だけ「プライベート旅行ですから、そんな話は…」と言ってくれたまともな人もいたが、「取材ですか?」などと頓珍漢なことを聞く人も。ま、いちいち過剰に反応していても仕方ないので適当に交わす。普通に話してくれればいいのにね。オレって少しは顔知られているのね。などと認識しつつ旅行はいよいよ始まる。皆は何かツアーの他のメンバーと話し始めるきっかけタイムに使っているようでありました。
 結局ローマのどの辺のホテルなのか?何と言うホテルなのか分からずじまいで、個々に泊まれ!みたいに到着。4つ星のERGIFEというホテルでどうもやや郊外。確かにロビーは立派だったが、自分らの泊まったところは別館で、それはオソロシイ収容所みたいなところだった。狭い寒い暗い。何か悔しいので11時くらいだったけど外に出て少し歩く。入ったバーでカプチーノ1ユーロ。機内のインスタントを口にしていたので旨かったヨ。
 そして、アイスのネオンなどにイタリアを感じたのであった。そう、1990年代の初めに着て以来、僕はイタリアに着てなかったから。

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何かアイスも旨そうじゃン!


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僕の入ったホテル近くのバーとそこの主人。まさにイタリア人である。


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オヤジ。中流以上の生活って感じかな?


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ホテルの側に生えてた木。このライトアップ。辺りの空気にこんな木が佇んでいた。そう、ローマの空港を出てから僕の心のなかで、ニーノロータの旋律が流れていた。そして、あちらこちらに、見知らぬ人たちにフェリーニ的なものを探していたのだ。そういえば、2ヶ月くらい前にフェリーニのローマも見たし。ああ、最も好きな映画監督のひとり。1990年ごろに亡くなったフェリーニ。この木にはフェリーニ的なものが漂っていた。静かな夜。霧。無用な空間に佇む歴史ある木。ライトアップされて持ち主の自慢…。


今後の、2月2日までの旅行期間は日記のカテゴリーは旅行とします。また、旅行中の買物や特に気になった食事などはグルメカテゴリーでご案内します。
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佐藤治彦 Haruhiko SATO

Author:佐藤治彦 Haruhiko SATO

さとうはるひこ Haruhiko SATO
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