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保守大国山口2区の補欠選挙で民主党の平岡氏が2万票の大差をつけて、自民党公認候補を破った。ガソリン税に後期高齢者医療制度の導入がこの結果を生んだのは明らかだ。昨年の参議院選挙以来、国会はねじれ現象によって異常事態が続いている。常識的に考えると、政界再編がない限り、6年間は民主党を中心とした参議院での優位は揺るがない。やっと、日本に小選挙区制を導入し政権交替が起こる状況が生まれてきた。

喜ばしい限りである。役人の無駄使いも天下りも政治家の汚職も、私に言わせれば政権の交替によって権力委譲が行われて行かない限り、自民党だろうが民主党だろうが長期政権であれば必ず起きる腐敗である。
だからこそ、次期総選挙で政権交替が起きることは、決して悪いことだとは思っていない。しかし、いまの民主党は何だ!
その政治手法はかつての万年反対の社会党の手法と似ているように思えてならない。さまざまな法案の議決のいたづらな引き延ばしは、あの牛歩戦術と何ら変わっていない。牛歩戦術は丸見えだったが、いまの民主党は、民主党の引き延ばしによって停滞する政治についても与党に責任をおしつけている。おかしいではないか!
引き延ばしではなく、対案を出して、国民の論議の遡上にのせてほしい。昨年の夏は年金問題で勝った。しかし、じゃあどうするんだ。僕には民主党の主張が見えて来ない。批判は分かる。解決策が見えて来ないのだ。

後期高齢者保険制度。確かに酷い名称だ。介護保険制度も含めて、すべての高齢者から一律に負担を求めたことに配慮が足りないのも分かる。しかし、じゃあ、医療制度を維持するためにどこから予算を引っ張ってくるのだ。
ガソリン税の暫定税率。ガソリン代が上がったのは、原油高騰が理由であり与党の失策ではない。確かに、地方の自家用車しか移動手段がない人々で軽自動車を使っているような方、零細企業、運輸業などなど。配慮が必要なのは分かる。しかし、福田首相の主張の大枠は正しい。世界各国がエネルギー消費を減らそうと、むしろ、環境税などで増税路線の時代に、価格を2割も下げる減税はおかしい。前にも書いたが、むしろ福田首相が、暫定税率の一般財源化をした段階で、むしろ協力し、与党内部から反対論が噴出するであろう一般財源化を封じ込めることに民主党の本来の主張であれば行動すべきではなかったか?
高齢者の保険制度など、このまま放っておくことは、将来にそのつけが大きくのしかかる。増税と福祉切り捨てがとてつもない勢いで進む可能性がある。世代間の差があまりないように、徐々に負担を増やして行くしか方法がないのだ。
世論にきけば、ガソリンは安い方がいいと言うだろうし、健康保険料負担は少ない方が良いというに決まっている。しかし、財政状況を考えると、現状を解きほぐし、早いうちの負担増を受け入れる方が長い意味で負担が少ないと、説得して行くことが今の政治家の役割ではないか?

いま、民主党がやるべきことは、いたづらな引き延ばしでも反対でもなく、税の無駄遣いを徹底的に徹底的に暴き、役人と政治家の態度を改めさせることである。政権が民主党に移ったからと言って、今の与党と大きな政策の差などでるはずもない。民主党が政権を取る意味合いは、政権交替が起きることそのことなのだ。
だいたい、今の民主党の大部分の人間がかつての自民党の主流派だったり、一度は与党議員に成ったことがある人ばかりではないか。
何か、いまの民主党には、敵失で支持が集まっているだけということを忘れて調子にのっているように思えて仕方がない。とても危うい。
ちなみに、僕は今の福田康夫総理大臣は予想を超えて良くやっていると思う。あの人の主張や言い方には色気がないが、誠実さはとても感じるのだ。言い難い、頼み難いことを隠さずごまかさず良く言ってくれている。今までの自民党の首相なら、選挙前はとぼけて選挙が終わったとたんに法案を出すってばかりだった。頑張れ、福田さん。
保守大国山口2区の補欠選挙で民主党の平岡氏が2万票の大差をつけて、自民党公認候補を破った。ガソリン税に後期高齢者医療制度の導入がこの結果を生んだのは明らかだ。昨年の参議院選挙以来、国会はねじれ現象によって異常事態が続いている。常識的に考えると、政界再編がない限り、6年間は民主党を中心とした参議院での優位は揺るがない。やっと、日本に小選挙区制を導入し政権交替が起こる状況が生まれてきた。

喜ばしい限りである。役人の無駄使いも天下りも政治家の汚職も、私に言わせれば政権の交替によって権力委譲が行われて行かない限り、自民党だろうが民主党だろうが長期政権であれば必ず起きる腐敗である。
だからこそ、次期総選挙で政権交替が起きることは、決して悪いことだとは思っていない。しかし、いまの民主党は何だ!
その政治手法はかつての万年反対の社会党の手法と似ているように思えてならない。さまざまな法案の議決のいたづらな引き延ばしは、あの牛歩戦術と何ら変わっていない。牛歩戦術は丸見えだったが、いまの民主党は、民主党の引き延ばしによって停滞する政治についても与党に責任をおしつけている。おかしいではないか!
引き延ばしではなく、対案を出して、国民の論議の遡上にのせてほしい。昨年の夏は年金問題で勝った。しかし、じゃあどうするんだ。僕には民主党の主張が見えて来ない。批判は分かる。解決策が見えて来ないのだ。

後期高齢者保険制度。確かに酷い名称だ。介護保険制度も含めて、すべての高齢者から一律に負担を求めたことに配慮が足りないのも分かる。しかし、じゃあ、医療制度を維持するためにどこから予算を引っ張ってくるのだ。
ガソリン税の暫定税率。ガソリン代が上がったのは、原油高騰が理由であり与党の失策ではない。確かに、地方の自家用車しか移動手段がない人々で軽自動車を使っているような方、零細企業、運輸業などなど。配慮が必要なのは分かる。しかし、福田首相の主張の大枠は正しい。世界各国がエネルギー消費を減らそうと、むしろ、環境税などで増税路線の時代に、価格を2割も下げる減税はおかしい。前にも書いたが、むしろ福田首相が、暫定税率の一般財源化をした段階で、むしろ協力し、与党内部から反対論が噴出するであろう一般財源化を封じ込めることに民主党の本来の主張であれば行動すべきではなかったか?
高齢者の保険制度など、このまま放っておくことは、将来にそのつけが大きくのしかかる。増税と福祉切り捨てがとてつもない勢いで進む可能性がある。世代間の差があまりないように、徐々に負担を増やして行くしか方法がないのだ。
世論にきけば、ガソリンは安い方がいいと言うだろうし、健康保険料負担は少ない方が良いというに決まっている。しかし、財政状況を考えると、現状を解きほぐし、早いうちの負担増を受け入れる方が長い意味で負担が少ないと、説得して行くことが今の政治家の役割ではないか?

いま、民主党がやるべきことは、いたづらな引き延ばしでも反対でもなく、税の無駄遣いを徹底的に徹底的に暴き、役人と政治家の態度を改めさせることである。政権が民主党に移ったからと言って、今の与党と大きな政策の差などでるはずもない。民主党が政権を取る意味合いは、政権交替が起きることそのことなのだ。
だいたい、今の民主党の大部分の人間がかつての自民党の主流派だったり、一度は与党議員に成ったことがある人ばかりではないか。
何か、いまの民主党には、敵失で支持が集まっているだけということを忘れて調子にのっているように思えて仕方がない。とても危うい。
ちなみに、僕は今の福田康夫総理大臣は予想を超えて良くやっていると思う。あの人の主張や言い方には色気がないが、誠実さはとても感じるのだ。言い難い、頼み難いことを隠さずごまかさず良く言ってくれている。今までの自民党の首相なら、選挙前はとぼけて選挙が終わったとたんに法案を出すってばかりだった。頑張れ、福田さん。
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