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ドクトルジバゴ 1965年 デビッドリーン監督 ★★★★★

デビッドリーン監督は世界中のフィルムメーカーがこぞって絶賛する巨匠中の巨匠だ。1991年になくなるまでに撮った作品でカラー作品はたったの5本。初代日本人ハリウッドスターの早川雪舟出演の「戦場にかける橋」はアレックギネスやウィリアムホールデンの出世作。おなじみ「アラビアのロレンス」、そして、この「ドクトルジバゴ」、その後に性愛とアイルランドの哀しい空気を見事に捉えた「ライアンの娘」。そして、晩年の「インドへの道」。これだけです。「インドへの道」は公開時の80年代の終わりに観てそれっきりなのです。もう一度観たい作品の上位です。で、あとの4本は傑作です。しかし、世の中的にはとにかく「ロレンス」ばかりで、あとの作品の人気は落ちる。僕的にもロレンス、橋、ジバゴという順だったな。ロレンスはDVDを手に入れてからそれこそ30回くらい観ていて、それでも飽きない。それどころか発見がある。男の子の映画だからね。楽しいんです。
 それに比べて「ドクトルジバゴ」。ロシア革命、不倫、哀しげな最後。そんなイメージをもって15年以上前、20代の終わりにレーザーディスクで観たのが最後でした。
 何かなあ、メメ臭いと感じたのかもしれません。DVDも1年以上前に1500円で特別版が限定発売というので買ったきり。1500円だから買ったんですよ。1500円だもん。封も開けていませんでした。ところが、何か今年の寒波と風邪ひきで観たくなったんですね。寒いから?ロシア?>>。
 先ず観たくなったのはメーキングの方でした。この作品は原作がノーベル文学賞をこの作品で取ったパステルナークの作品だが、当時のソビエト連邦で発禁。そこで、スペインロケ。出演者の当時と今のコメントも本音ベースでオモシロいし。何か1964年末に公開した時は評論家かからコテンパンに悪評だったらしい。しかし、映画は大ヒット。アカデミー賞も脚本賞や有名なラーラのテーマで作曲賞、撮影賞など5つも取ってる。この年はサウンドオブミュージックが作品賞と監督賞とか取ってる超激戦の年だったのですな。
 何か130分の特典映像を観て行くうちに、この長大な叙事詩的作品を見る決意ができたのです。3時間と20分。観ました。オモシロい。傑作。スゴすぎる。
 ロシアの大地、モスクワと地方のロシアが描き出され、革命という時代の空気も出て、役者もいいし、音楽、衣装、キャメラ、美術…最高。そして、何よりも女優がホントにイイッス。ジュリークリスティの美しさは何なんだ。気品とエロさを兼ね備えている。ブロンズ女の良さってこれです。ジュラルディンチャップリン、若い。可愛い、切ない。キレイ。女の可愛さ良さを100面相のように出しまくります。オマーシャリフはエジプト人なのにロシア人に上手く化けてるし、アレックギネスは、「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」とこれが代表作だもんね。「スターウォーズ」のオビワンケノビとか「名探偵登場」のヘンテコ探偵以上にスゴいもんね。ロッドスタイガーやトムコートネイなど、ああ60年代の役者ってカッコいいなあ。何しろ観ていて登場人物の、そして、自分と廻りの人のそれぞれの人生が愛おしくなる作品。
 3時間があっという間。そして、CGでなく生の絵。もう今では絶対に作れない、真の大作がここにはあります。時代に翻弄される男女であるが、エロは何よりも強かった?そんなんかよ?3時間20分の超大作を是非とも観て下さい。

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佐藤治彦 Haruhiko SATO

Author:佐藤治彦 Haruhiko SATO

さとうはるひこ Haruhiko SATO
経済評論家+α
詳しいプロフィールはこのブログのカテゴリーからプロフィールを選んでごらん下さい。経済や金融を中心に90年代初頭から活動してきました。40代初めにセミリタイアし今は本当にやりたい仕事だけを選んでやっています。また、演劇活動にも力を入れました。台本書きや俳優としての仕事などもお待ちしています。
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