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スタンリードーネン監督 シャレード

シャレード
 オドーリーヘップバーンは「ローマの休日」「ティファニーで朝食を」「マイフェアレディ」など今でも多くの女性を虜にする名作を残してこの世を去った。「おしゃれド泥棒」どころか「いつも二人で」とか「暗くなるまで待って」まで僕も大好きである。彼女は可愛い。が、傑作揃いの彼女の作品から一作品だけ選べと言われたら、僕は間違いなくこの「シャレード」をあげる。それは、エンタティメントの極地がここにあるからだ。冒頭の1分で旅情とドラマの開幕をすぱっと見せられて、タイトルに入る。先ずはその冒頭のタイトルのセンスの良さ。もうたまらない物がある。そして、ヘンリーマンシーニの音楽は有名なシャレードのテーマだけでなく他のものもいい。マンシーニにとってティファニーとともに最高傑作である。最高のサイケなのだけれど欧州的なセンスの良さで決定打を打っている。シャモニーから素敵な時代のパリの魅力がふんだんに収められていて、登場人物の演技のうまさ。洒落っ気。ケーリーグランドやジェームズコバーンだけでなくパリ警察の刑事を演じるドミニクミノー?まで最高である。悪役を演じるウォルターマッソーもコメディを演じる彼しか知らなかった僕に衝撃だった。
 洒落てる洒落てるって分かんないよね。例えば、どうでもいいようなシーン。ヘップバーンとグランドが遊びにいくキャバレーでの遊び。林檎を手を使わずに廻していく時のゲーム。そこに登場するしかめ面の太ったおばさん。それと格闘するグランドのおかしさ。しかし、それは、あっという間にヘップバーンとグランドのラブシーンになるのである。ヘップバーンが素性を怪しむグランドを尾行する時に巻き込まれるドイツ人観光客。ヘップバーンに信号とか車の行き来だけで誘惑されたり塵扱いされたりする。それが、シーンのオモシロさであり、いたずらで移り気な女の気持ちもすぱっと描いていて、この映画でのヘップバーンの性格を映し出す。サスペンスと、人物描写と、コメディと、パリの旅情とが一つのシーンに集約されていたりする。アクションシーンもパリの夜のアパルトマンの屋上。ネオンがキレイだったりね。来ている服。パリのメトロ。カフェ。もう魅力たっぷりさ。台本も衣装も美術もスパーヴで1時間43分があっという間。スタンリードーネンの最高傑作である。
 そして、何よりも観る人を幸せにする良く時代のアメリカ映画なのである。1963年。是非とも見て欲しいし、絶対DVDコレクションとしてもっておいて後悔しないものである。
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佐藤治彦 Haruhiko SATO

Author:佐藤治彦 Haruhiko SATO

さとうはるひこ Haruhiko SATO
経済評論家+α
詳しいプロフィールはこのブログのカテゴリーからプロフィールを選んでごらん下さい。経済や金融を中心に90年代初頭から活動してきました。40代初めにセミリタイアし今は本当にやりたい仕事だけを選んでやっています。また、演劇活動にも力を入れました。台本書きや俳優としての仕事などもお待ちしています。
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