経済、市場、金融、政治、芸能、旅行、外食、映画、商品に至るまで、言いたいことを書きまくる。連日更新。古いのも時おり更新、チェックら!but 激しさを増す演劇活動はリンクから「経済とH」へGO。

僕の大つごもり

12/31
 s_PC170003_2.jpgサンフランシスコで観た「Bring it on」が今年の舞台の見納めだと思っていたら、事務所から連絡があって、劇団新派「東京物語」の大晦日の舞台稽古を見せてくれるというので日本橋の三越の中にある三越劇場へ。gekijou.jpgもう年賀状もとっくの昔に書き終えているのでうきうきだ。東京で一番好きな劇場。アールデコかアールヌーヴォか分からないけれども、欧米の(ブロードウェイやウエストエンドの歴史のある)劇場のように、劇場そのものが豪華なのだ。芸術座がなくなってから、東京で良質の商業演劇を観るのに最高の劇場は三越劇場だ。調べたら1927年に開いた劇場らしい。昭和2年だ。太平洋戦争でも戦火を免れた劇場。うん、いいなあ。やる側はどうなんだろう。いつかこの劇場に関われるといいなあと思っている。ちょっと思いがあるわけです。header01.jpg

20代の頃には、この劇場の友の会にも入っていたくらいの思い入れも思いでもある劇場。宇野重吉の、杉村春子の、生の舞台を何回もみた劇場。デパートの中に劇場は昔はもう少しあったはずだけど、今はここだけだよね。死んだ母が三越好きだった事もあって、子供の頃から僕はいまでも三越のファンだし、お中元お歳暮は三越。特別な事は三越。というわけで、三越が好きだ。伊勢丹の方がカッコいいもの売ってるのは知ってるけどね。良く行った池袋店も新宿店も閉まってしまったからには、どうにかこうにか応援したい気持ちがいっぱいだ。そして、その中でも本店は特別の思いがあるのだ。
 12時30分に劇場につくと、事務所の僕の担当でもあるTさんがいて、南米旅行のお土産を渡す。石上の話なんかも少しして、13時からの舞台稽古が変更。何と台本の変更などが少しあり、山田洋次さんの生のダメだしや波乃久里子さんが舞台で動きながら山田洋次さんのダメだしを受けながら芝居を仕上げていく過程も拝見。おっしゃることは誰に対しても基本と原則ばかりで。なるほどなるほど。やっぱり来てよかった。ああ、山田洋次さんの作品か。いいなあ。
 作品そのものの感想は僕の別ブログで詳しく書きます。とても良かったです。正月に舞台を観ようと思われる方、どうぞご覧下さい。「東京物語」のファンの方も安心してみて頂けます。ちゃんと世界がありました。

 終わって、ダメだしがあるとのことで、聞いていたいなあと思いもありつつ劇場を後にする。終わったのは午後4時少し前。さてと。と思いつつ、劇場からひとつ上の階に行き、三越の特別食堂へ。子供の頃のごちそうと言えばデパートの食堂。それもこの特別食堂はなかなかいかない特別な食堂。高級なのですよ。nihon_img_001.jpg

ここは例えば洋食ならホテルオークラの担当になっているなど、日本の老舗の最高峰の料理が頂ける。普通の食堂と違い、テーブルクロスも、テーブルの配置も豪華。僕が頂いたのはハンバーグステーキ。1995円。安いなあ。オークラのハンバーグだよ。美味しいなあ。店員さんもきびきびした動きで、水だって旨い。うーーん。デミグラスソースの昔ながらの美味しさ。付け合わせの温野菜は人参、ブロッコリーは野菜本来のおいしさが出て、マシュドポテトはほんのり甘い。ついてくるご飯はどこのお米か分からないけれど、噛むとやはり旨味が出てくる。nihon_photo_001.jpg家族連れの人も多く、幸せの風景を見ながら昔を思い出していた。樋口一葉的な年の瀬だ。そして年末の最後の外食なんだから美味しいところで正解でした。
 
 終わって本館から、新館5階の書籍売り場に行こうと。本館7階と新館はつながっているので、ぷらぷら歩いていたら、7階催事場で日本の職人・匠の技展というのをやっていた。
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本館から新館に行く途中なので素見(ひやか)しながら歩いていたら何か面白くてじっくり観てしまう。美術だなこりゃと思うくらい。素見しながら、どうも自分はあるものを探していた。そして、見つけてしまった。秋田の曲げわっぱの九嶋さんという方がスペースにあった。その場で作ってもいた。s_P1010002-1.jpg叙勲もされてる人だった。実はわたくし、2011年一年を通して「おひつ」を探していたんです。旅館のおひつに入ったご飯のほんのり木の香り。若い頃に僕の家にも安物だけどおひつがあった。いつまでも暖かい高級炊飯器もいいけれど、おひつに入ったご飯はホントにいいものですよ。三軒茶屋で、渋谷で、新宿で気になった店で探してみたのだけれどもおいていない。そんなの売れませんもん!とまで言われた。が、大晦日におひつに出会った。とてもいいものだった。もう少し普通のものを考えていた。だから、予定よりも高いのがたまにキズ。いいもののは8万円くらいしてしまう。でも、じっくり使えば一生ものというし、取りあえず、一番小さい9000円のおひつを買った。ちょっとした贅沢。ご飯がいい香りになるはず。2011年の大晦日に相応しい買物だと思った。
 買うまで20分以上もかかった。僕が迷っていたのも分かってくれて、伝統工芸士の九嶋さんは結構しつこく薦める。催事だから、今日この場で買わないと、もう買わないだろう。そして、僕はこのおじいさんが、大晦日に東京にまで来て、こうして売ってくれてるのに出会ってしまったのだから、こりゃ縁なんだと思ったわけ。おじいさん、しゃもじをサービスしてくれました。使い方も丁寧に説明してくれて、正月これでご飯食べてみてよとの決め文句を何度も何度も。s_P1010001-1.jpg
 他にも欲しいもの山ほどありそうなので、(散財しないように)急いで、新館5階の書籍売り場へ。八重洲ブックセンターが入ってるんです。面白くて長くいたなあ。そして、結構本を買う。元々欲しかったのは雑誌ひとつなんです。「PEN」のルネサンス特集号だけ。これ絶対いいのでオススメ。Pen1215_2011-151x195.jpg

そしたらローマが思い出されて塩野七生さんの「ルネサンスは何であったのか」新潮文庫、さらにいつかは読まなくちゃいけないなあと思ってる大著で名著「ローマ人の物語」のスペシャルガイドブック(新潮文庫)も購入。旅行に持って行こうと塩野七生さんのロングセラー「日本人へ~リーダー編」「日本人へ~国家と歴史編」新潮新書 買いたい本を悩んだ後、辞めた後、その本の隣にあった、人物往来社の「ローマ帝国1500年史」と「十字軍全史」は買った。これ面白そう。
 経済本は?と言うんでしょう。平成23年度版の「図説 日本の財政」東洋経済新報社を購入。次は経済本なのか?それは別として「なるほど知図帳 2012世界」昭文社 購入。これ観てるだけで楽しいからオススメ。今まで買わなかった池上さん本も買ってみた。「先送りできない日本」角川新書。それから手島龍一「ブラックスワン降臨」新潮社。おまけにCD付きで楽しそうなので、フランス語スタートBOOK(ナツメ社)も買ってみた。だいたい17000円分くらいのご購入。我慢したのは何かというと、原書房の「ダークヒストリー イギリス王室史」と「ダークヒストリー 欧州王室史」。ダークヒストリーというところがあれですね。僕の股間にピピンと来ました。股間かよ!物凄く高い棚にあったのを背伸びしておろして眺めてみたら、いやあ、面白い、楽しい。この1000年くらいの王室の陰謀、裏切り、殺し合いを豊富な図表入りで表した興味深い本なのだ!欲しい!手元においておきたい!が、何しろ2冊買うと1万円。ちょっと待ったになってしまった。それから加藤陽子さんの『それでも日本人は「戦争」を選んだ』も買わなかった。
 書籍売り場を離れるときに、悩んだ3冊をやっぱり買おうかなとも思ったけれど、既に買った本だけでもう十分重たい。その重さに負けてデパ地下へ。三越本店のデパ地下。日本の最高峰です。
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 地下では先日の恵比寿三越に引き続き、正月食品を購入。浅草・草津亭のおせち料理セット。隣のなだ万のおせちセットとどっちにしようと悩んでいたら、草津亭の販売の方が「あそこは機械で作ってて、うちは料亭の職人が手作りで…」とセールストーク。俺そういうの特に今日は聞きたくなくて知らんぷりしていたら、結構しつこい。で、俺、余計だなと思いつつもたしなめちゃった。「そんなお隣の悪口言うの良くないですよ」そこそこやんわりと言ったけれども、売ってるおばちゃんは真っ青になって「ホントにそうですね」って。でも、まあ買った。
 恵比寿でかまぼこ、伊達巻き、こはだ、黒豆、数の子なんかを買っていて、今日は焼き海老、スモークチキン、煮豚なんかと、美味しそうだったので、ホテルオークラのコッペパンも購入。ホントに重くて大変だ~状態になりました。明日から若い人が家に来るはずなので、銀行で用意した新券でお年玉を作った。せっかく遊びに来てくれるのだから出かけてよかったと思わせなくちゃね。
 昨日の飲みかけのイタリアワインを飲みながら、母が生きていた頃の家族団らんのあった暖かいころの大晦日を思い出しながらの年の瀬となりました。1323858959.jpeg
勝手に生きているから仕方ないけれど、ちょっと気持ちもしゅんとしつつ、でも自分の選んだ道なんだからとも思いつつ。 あ、劇団新派の「東京物語」は1月2日から24日までホントにオススメ。それから、日本の素敵な一生ものばかりがあり 日本の職人匠の技展 は1月10日まで、本館7階催事場。100円ショップばかりで生活の廻りを埋め尽くすと100円ショップみたいになっちゃうよ。

 今年最後も自分の事ばかりでゴメンネ。どうか皆さんよいお年を。
 


 
 
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佐藤治彦 Haruhiko SATO

Author:佐藤治彦 Haruhiko SATO

さとうはるひこ Haruhiko SATO
経済評論家+α
詳しいプロフィールはこのブログのカテゴリーからプロフィールを選んでごらん下さい。経済や金融を中心に90年代初頭から活動してきました。40代初めにセミリタイアし今は本当にやりたい仕事だけを選んでやっています。また、演劇活動にも力を入れました。台本書きや俳優としての仕事などもお待ちしています。
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 佐藤治彦に対する仕事の依頼は、佐藤治彦まで直接ご連絡頂ければ対応いたします。連絡方法は、Facebookの佐藤治彦個人のページからメールで送って頂くのが一番だと思います。もしくは、Twitterを通して連絡を頂ければこちらから連絡します。
 また、マネージャーなどが入った方がいい場合やなかなか連絡が取れない時などは、CAST+ キャスト+ 東京都港区赤坂 6-4-19-5F 電話03-3589-8011(担当田嶋)までご連絡いただいても構いません。ただし、予算が限られている時には直接僕に連絡下さった方がいいと思います。



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