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経済、市場、金融、政治、芸能、旅行、外食、映画、商品に至るまで、言いたいことを書きまくる。連日更新。古いのも時おり更新、チェックら!but 激しさを増す演劇活動はリンクから「経済とH」へGO。

ありがたい人

12/30
 今年も暮れようとしていて、いろんなことがあってそれは当然のこと、良いことも辛いこともあった。そんな中で辛いことを乗り越えることができるのは、ありがたい人との出会うことができることからなのだと思う。
 この歳になると、こんな仕事が舞い込んで、それが少し上手く行ったとか、ちょこっと金儲けできたとかでいちいち喜んだりできないものだ。
 僕の今していることは、とても世の中の常識で言ったらありえないことだ。他の仕事もしていることもあり中途半端に楽しんで趣味のつもりでやってると思われたりすることもある。それは、演劇に命を張っている人からみると嫌に見えることもあると思う。そうでないことをひとつひとつ積み重ねて認めてもらうようにしなくてはならない。
 時には辛く萎えそうになることもあるが、そんな時にいろんな方に支えてもらって何とかできているということを思い出す。それが喜びとなりパワーとなる。
 2007年で最大の感謝は、何と行っても東京ヴォードヴィルショーの山口良一さんに尽きる。依然から東京ヴォードヴィルショーさんには、僕のやることを面白がってくださっていて、お芝居も見せてくれ、親切にしてくれるなあと思っているのだが、2007年は思い切り甘えてしまった。ダメもとで、10月の公演に、あの山口良一さんの出演をお願いしたのだ。どのみちダメだと思っていたのだが、何と山口さんは出演してくださっただけでなく、楽しかったと喜んでも下さった。公演会場には佐藤B作さんから大きな花も頂戴し、多くの劇団員の方が観劇もしてくださった。山口良一さんなくしては、青山円形劇場での公演は成立しなかったのだと思う。その後も、僕のやってるユニットのメンバーのことを気遣ってくださり、本当に感謝感謝感謝なのです。
 まだ旗揚げ3作目のユニット。それも頑張って予算をとったのだが、山口さんが出演するような演劇の常識からは超低予算のお芝居なので、稽古の現場なども本当に劣悪なのだ。それを山口さんはニコニコしながらいてくださる。山口さんの他の稽古の現場では考えられない状況のはずなのだ。誰からも文句が出なかった。山口さんという大先輩がニコニコしていたら…。僕はそれに甘えては行けないのだが、ね。
 そして、劇団扉座。スーパー歌舞伎や昨年は大地真央さんのお芝居や、フジテレビのドラマの脚本も書く横内謙介、青山劇場といった大劇場からシアタートップスまで、いいお芝居の演出の仕事が途切れない茅野イサムというお二人にも精神面で強いサポートしてもらった。それも絶妙なタイミングで本当に支えてもらった。また、扉座からは、2007年は年間を通じてNHK大河ドラマ「風林火山」に出演していた有馬自由という素晴らしい役者さんが出演だけでなくコーディネイトもしてくださった。それだけでなく次の公演でも全面的なバックアップをして頂いている。横内謙介とともに劇団扉座の旗揚げをした名優、杉山良一さんが出演してくださるというのだ。杉山さんが、こんな初心者の台本をやるということはもはやありえない。そして、若手の川西嬢。扉座とも、もう10年近い付き合いだけれど、心から感謝している。
 もうひとつ、劇団として感謝しなくては行けないのは、もちろん花組芝居である。この結成20周年を迎える劇団がどれほど素晴らしい公演を積み重ねているかは見ている人は分かるだろう。あまりにも素晴らしくて、もしかしたら、あの重鎮は嫌がってるかもなどと勝手に僕は思ったりしている。主宰の加納幸和さんの豊富な知識はすべて愛情に支えられていて、データではない。教養である。それを惜しげもなく僕のような不勉強な男にさらっと教えてくれる。溝口健二さんや水下きよしさんなど、劇団の重鎮を送ってくださり、さらに数年後には間違いなく東京の演劇界のスターになる貴重な若手まで、どうぞどうぞとおっしゃってくれる。本当に感謝である。こんな姿勢のいい、生き方のすがすがしい劇団の人たちとおつきあいをさせて頂くと自分までしゃっきっとしなくてはという思いになる。感謝である。
 ラサール石井さんや、小宮孝泰さんにも、40男のトチ狂った挑戦を面白がってくれて、ここでは書けないほど良くして頂いている。
 2月の公演は僕が書く台本で、それは演劇界的には、無価値に等しいものであってもおかしくないのに、信じられないほど素晴らしいキャストスタッフが集まってくれた。それはもう驚くばかりなのだ。
 本来は僕の年齢は若い人を応援しなくてはいけない年齢で、自分自分とやる頃合いではないはずだ。それを、まさにトチ狂ったようにしている自分を応援してくれるのだ。
 そして、何人かの若者は僕と伴走してくれている。本来はもっと同年代の連中と一緒にやりたいはずだろう。それを何の因果か出会ってしまったがためなのだが、嫌がらずに一生懸命ついてきてくれている。この思いにも応えなくてはならない。
 嫌なことも山ほどある僕の挑戦だが、いろんなご好意厚意と思いにますますパワーを与えられている。人間は人に支えられて生きているのだなあと心から思うのだ。
 
 嫌なことが辛いことがあっても、そういったことをホントに嬉しく思いながら年の瀬を迎えている。今年もありがとうございました。来年もヨロシクお願いします。

 

 

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佐藤治彦 Haruhiko SATO

Author:佐藤治彦 Haruhiko SATO

さとうはるひこ Haruhiko SATO
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